失敗は確実
アニポケは2023年4月より新シリーズに移行。
その際に起きること、また今後のアニポケについて考察していきます
サトピカがいないことは...
以前の記事にて考察しているが、人気は確実に起きる。
詳しくは以下の記事を見てもらいたい。
YouTubeのコミュニティにて調査したところ
見る派と見ない/検討中派が半々に分かれた。
すなわち現在放送中の「ポケットモンスターめざせポケモンマスター」の視聴率も新シリーズになることによって半減するということが推察される。
この半減をどうしていけば良いだろうか。
いやどうしようもない。
ポケットモンスターのコンテンツ自体、大半がゲームを占めている。
他のコンテンツ(ドラえもん・サザエさん)などはアニメ中心だがポケモンはゲームが中心。
と、いうのもポケモンは他のコンテンツとは違いゲームスタートの為、同様の他の例が殆ど無い。
ゲーム準拠でなければならない
これに尽きる、と言っても過言ではない。
アニメ「ポケットモンスター」シリーズはSMシリーズ(~2019)まではゲーム準拠の内容で放送していた。
だが、ゲーム準拠である分、言い方は悪いが面倒なヲタクがアニメとゲームとの入れ違いを強く批判する。
確かに、ゲーム準拠で放送しているのであれば原作通りにしなければならないが、細かい要素など誰もが理解しているわけがない。
(ポケモンの全てを理解している人などいないに等しい)
その面倒なヲタクを如何に切り捨てるか、それが現時点での課題であったと思われる。
ただ、ポケットモンスター(2023)以後はサトシ及びピカチュウを引退させる事によって過去シリーズとの関連性をほぼ0にすることが可能となる訳だ。
新無印編は失敗
新無印編の失敗は繰り返される。
なぜ、失敗が繰り返されるのか。
そもそも「失敗」とは一体何なのか、一部にはなるが紹介する。
監督による大失態
アニポケの制作会社はOLMで、放送当初より携わっている。
全シリーズを担当しているのにも関わらずなぜ失敗してしまったのか。
それは、総監督による大失態である。
アニポケ新無印の総監督及び監督は以下の通りであった。
引用元:ポケットモンスター (2019年のアニメ) - Wikipedia
ポケットモンスター
ポケットモンスター めざせポケモンマスターアニメ 原案 田尻智、増田順一、杉森建 総監督 冨安大貴(第1話 - 第117話)、湯山邦彦(137話 - ) 監督 小平麻紀(第1話 - 第54話)
大和田淳(第55話 - 第117話)
冨安大貴(第118話 - )
また、以下のツイートの画像も見てもらいたい。
アニポケ 新無印
— didizerofox (@didizerofox4) 2023年2月16日
総監督 インタビュー 総集編
やっぱり毎度読んだ時本当にキツいです。
サトシリセット、ゴウの乱獲
キャラ崩壊、前作原作レイプ
ミュウツーの救い、伝説ポケモンの格落ち
人がないなら集大成しないでください、作画班が可哀想過ぎると思わないか。 pic.twitter.com/WFK66ROEBE
監督の安直な思考により、過去シリーズの設定を崩壊させられ、更にはマスターズ・トーナメントに至っては点画にしようとする始末。
視聴者を馬鹿にしているー。
そういった解釈となってもおかしくないはず、いやおかしいに違いない。
アニポケ新無印総監督
冨安監督 によって歴代築き上げてみたものが全て壊されたと言ってもいいだろう。
新無印は方針がまとまっていない
ただ、ポケットモンスターサン&ムーンシリーズも冨安監督メインで放送されていた。
だが、本編のストーリー性としては割と好評なものであった。
ならなぜ新無印編は失敗してしまったのだろうか。
それは「全地方」という大規模な世界観の中、新要素+過去要素を賄う必要性があったためだ。
ポケットモンスターXYシリーズ以前は、ベースとして
新地方に来る→仲間と出会うorまた一緒に旅にゆく→ジム巡りをする→各地方のリーグ戦に挑む
というのが定番であった。
ポケットモンスターサンムーンシリーズ以降はベースとなる地(SM:学校,新無印:桜木研究所)より冒険に行って帰るといういわば1話完結にするためだけのような内容になっていた。
一話完結を意識するようになったのはSMシリーズが木曜18:55→日曜18:00にお引越しした頃からであった。
この時期は各放送局がアニメシリーズをゴールデンタイムから降格し、バラエティ番組をゴールデンタイムに入れよう、という傾向が多かった。
例:ドラえもん 金曜19:00→土曜17:00
ただ、この頃からYouTubeの存在も大きくなってきだした。
以後テレビ番組全体的に視聴率が低下してきたというのはまた後に語る。
新無印編はこの「一話完結」「剣盾新要素」「過去要素」という3つを全て成立させる必要があった。
SM以後に落ちてきた視聴率を如何に回復させるか...
過去キャラ再登場
を取り入れた。
この監督の中。
結果は先程も言った通り大失敗。
過去キャラの設定を守る、過去要素が不足に不足を重ね、特にマスターズ・トーナメント編はダンデのゴリラ無双、紙芝居バトルなどなど毎回毎回大炎上していた。
OPは3年間変わらず、EDも2曲のみ。
話は変わってOPEDについて。
新無印はOPは「1.2.3」の一曲のみであった。
これは流石に飽きも来る。
いくら歌手変更をしたとしても結局は同じ曲。
初代アニポケ「めざせポケモンマスター」には到底なれない。
のにも関わらず3年間同じ曲を流し続けた。
からあげ姉妹verに至っては70話ほど連続で同じ曲で世間では「まだ変わらないの?」
「飽きた」などと言われていた。
新無印放送開始当初、「OPは過去のシリーズより早く変わります」なんて言われていたんですよ。冨安監督から。
結局70話近く同じOPになったりして
「過去キャラ再登場」などの都合で予算が少なかったのかどうかは当事者にしか分からないことではあるが、同じ曲をリレー形式にしなければならないほどには予算が少なかったものかと考えられる。
以前の記事でアニポケのOPEDのCDが発売されたことを伝えたが、収録楽曲を見ると新無印だけ「1・2・3」「1・2・3」「1・2・3」「1・2・3」と4つ連続で書かれているのを見ると流石に気持ちが悪い。
EDに至っても「Let'sポケモンしりとり」と「バツグンタイプ」だけで3年間放送してきた。
他のシリーズ(特にXYは膨大だが)は新無印のように2曲ではない。
これほど(レパートリーが)少ないシリーズはどのアニメを見ても新無印以外早々ない。
音楽担当までも変えた
あまり気にしていない方も多いかと思われるが音楽担当も変わった。
サンムーンシリーズまでは宮崎慎二氏が担当していたが、新無印からは林ゆうき氏になった。
一見別に構わなそうに見えるが、これが仇となったのは「めざせポケモンマスター」編だ。
めざポケ編はあくまでも新無印の延長線上、ということは然程今までとは変わらなかった。
サトシカスミタケシという3人が揃っているのにも関わらず、流れてくるのは新無印の使い回し。
なんなら、サントラに出ている曲名は「マスターズトーナメント」とかっていうめざポケ編を全く持って想定されていないBGM。
流すなら宮崎氏のBGMでしょ、って場面でも新無印のBGMが使われる。
※一応、何回かは過去のBGMが使われたが、メインは林ゆうき氏のBGM。
林ゆうき氏自体はヒロアカ等で良いイメージはあるのだが、ポケモン、それもアニポケとなると話は違う。
どうも違和感がある
これに尽きる。
曲調も全く持って違う上、宮崎氏のBGMはゲームのリメイク版だったが、林ゆうき氏のは殆どがアニメオリジナル版。
当初は新鮮味も感じられていたが、めざポケ編にもなると話は違う。
宮崎氏のBGMだけにしてくれ
と思った。
(まあ、大人の事情で無理なんでしょうがね)
リコロイ編は成功なるか
ここまで新無印の「悪評」について語ってきたが、ここからは新シリーズ ポケットモンスター(2023)について。
結論から言えば新無印同様、すべての世界&W主人公である点は確実に失敗する。
唯一良い点とすればリコがわりかし(現状)人気である点だ。
それ以外は全く持ってない。
サトシの引退によって面倒なヲタクがいなくなるだけであって、それ以上でもそれ以下でもない。
視聴率は激減することも予想される。
いかに「新無印」の悪評を取り戻すか、そして新無印に近い条件下の中成功へと導けるのだろうか。はたまた妖怪ウォッチのような末路を歩むのか。
現時点では後者としか考えられないが、一応ポケモンコンテンツが好きな身としては今後も見ていく予定だ。
*1:2022-10-02