2023年4月より新シリーズに突入したアニメ「ポケットモンスター」。通称アニポケ。
そんなアニポケだが、今シリーズに入って特に言われるようになったこと。
それが『オワコン』。
初代シリーズから前シリーズまでの主人公はサトシだったが、今作よりリコとロイになったことで、諸々が一新された。
主人公が変更されたことにより古参のファンが一定層見るのをやめたのは事実だ。
だがしかしなぜこれ程までに騒がれているのか。
そしてアニポケの未来とは。
今シリーズが抱える問題点を探ってゆく。
視聴率、再生数悪化
執筆時点では第40話まで放送されている新シリーズだが、序盤の頃と比べると顕著に視聴率、再生数が悪化してきている。
関西圏の視聴率のデータでは、1%もいかないことも多々あり、関東圏でさえもせいぜい1%強行けば良い方である。
前作「ポケットモンスター(2019)」、通称新無印シリーズでは総集編の回などは同様の数値だったものの、それ以外では1%後半は毎回有にあった。
テレビ放送終了後にはポケモン公式YouTube、テレ東公式YouTube、コロコロ公式YouTubeの3つで見逃し配信が公開されている。
ただその見逃し配信に関しても「再生数」が減少を重ねている。
ただ、第39話および第40話の見逃し配信に関しては第37,38話が再生数ワースト記録(新無印〜)を更新したためか、再生数をかさ増しするかのようにある程度の広告が打たれた。
詳しくは以下の記事を見てもらいたい。
「Webアニメ」の存在
毎週テレビ放送されているアニポケとは別に「ポケモン公式YouTubeチャンネル」にて完全新作が発売されるごとにWebアニメが製作されている。
直近ではゲーム「ポケットモンスタースカーレット・バイオレット」をモデルにした「放課後のブレス」が公開されている。
アニポケ新無印編から全地方が舞台になったことで最新作のジムリーダーやポケモンが登場しないことが出てきた。
そのため、とは違うものの、第8世代「ポケットモンスターソード・シールド」シリーズより最新作の地方を舞台としたオリジナルWebアニメが製作されるようになりアニポケ未登場のキャラがWebアニメにて「補填」される形となった。
サトシ編の集大成。リコロイ魅力なし
前作「ポケットモンスター(2019)」、新無印ではサトシが主人公の最後のシリーズとなるためか、過去シリーズの振り返りが非常に多いシリーズとなった。
再登場するキャラも1,2か月に1回ほど出てきており毎月のように過去のアニポケファンを魅了させてきた。
しかしながら、今作「ポケットモンスター(2023)」、リコロイ編では舞台は全地方を継続しているものの、過去シリーズで出てきたジムリーダーやキャラクターは一切出てきておらず、基本アニポケのオリジナルキャラが中心となった。
一応、序盤ではパルデア地方のジムリーダー(コルサ,ナンジャモ)とガラル地方の新無印編未登場のジムリーダー(カブ)は登場したものの、中盤にかけては日常回の連続ではっきり言って過去シリーズのファンからすれば魅力に欠ける。
前述でも書いたが、見逃し配信を「広告」として打っているが、魅力に欠ける回を流しても意味はあるだろうか。
制作陣とすれば過去シリーズに囚われずに心機一転作りたいようだが、新無印であれほど過去シリーズに頼ってファンを呼び、主人公変更で一定層が離れていった今、オリキャラメインの何も知らないアニポケに興味を持つだろうか。