これまで約27年間放送されてきたアニメ「ポケットモンスター」。
この27年では沢山の「音楽」が作られてきた。
アニメの冒頭と最後に入れられる「OP」と「ED」はもちろん、どのアニメにも欠かせないのはBGMだ。
そんなアニメ「ポケットモンスター」の「音楽」に関する魅力を今回は紹介する。
アニポケの看板「めざせポケモンマスター」
アニメ「ポケットモンスター」の音楽と言えば一番に思い浮かべるであろう楽曲はやはり「めざせポケモンマスター」だろう。
めざせポケモンマスターは、初代アニメ「ポケットモンスター」から前作「ポケットモンスターめざせポケモンマスター」まで度々OPテーマとして使われた、アニポケを代表する曲だ。
そんなめざせポケモンマスターも、サトシ編最終章までの26年間、何度もアレンジを重ねられてきた。
直近では「めざせポケモンマスター -with my friends-」が最終章でOPテーマとして放送されたのは記憶に新しいだろう。
この「めざせポケモンマスター -with my friends-」は、THE FIRST TAKEにても松本梨香さんが歌っているので、そちらと聞き比べるのもおすすめだ。
23年間アニポケを支えた宮崎慎二さん
アニメ「ポケットモンスター」の音楽といえば、「ポケットモンスター(1997)」~「ポケットモンスター サン&ムーン」、「ポケットモンスター遥かなる青い空(2022)*1」 を担当した宮崎慎二さんの楽曲が長年アニポケを見ている人にとっては一番印象的だろう。
そんな宮崎慎二さんの楽曲はほかのアニメとは一味違い、オーケストラベースの音楽で、「夏はポケモン!」でお馴染み劇場版のオープニングテーマは1度は聞いたことがあるだろう。
Pokémon Anime BGM - Ending (1997~1998-M21) - YouTube
そんな宮崎慎二さんの音楽は、「ポケットモンスターダイヤモンド・パール」編までの楽曲に関してはオリジナルサウンドトラックが販売されており、未だに購入が出来るため、あの頃の思い出を思い返すのにはぴったりなCDだ。
本当に良い楽曲が勢ぞろいなので、聞いてもらいたい。
新しい風を吹き込んだ林ゆうきさん
アニメ「ポケットモンスターサン&ムーン」シリーズ終了後、新たに始まった新シリーズ「ポケットモンスター(2019)」では、23年間楽曲を作ってきた宮崎慎二さんからバトンタッチし、新たに林ゆうきさんが音楽担当となった。
林ゆうきさんの楽曲は、これまでの雰囲気とは大きくことなり、現代流の青春を感じる明るい音楽へと生まれ変わった。
林ゆうきさんは「ポケットモンスター(2019)」と「ポケットモンスターめざせポケモンマスター」の2作を担当。
ただ、新無印シリーズは過去のキャラクターの再登場など、過去要素が相次いだ為か、「一部楽曲」として宮崎慎二さんの楽曲が使われること多々あり、新しい風を吹き込んだものの、楽曲の雰囲気のバランスにバラつきが見られたのが印象だ。
リコロイの冒険を支える「コーニッシュ」さん
そして2023年3月にアニメ「ポケットモンスター めざせポケモンマスター」が終了し、新たな主人公「リコ」と「ロイ」を迎えた新シリーズ「ポケットモンスター(2023)」がスタートした。
新シリーズではWebアニメ「薄明の翼」などを担当したコーニッシュさんへと変わり、宮崎慎二さん時代を彷彿させるようなオーケストラ基調の楽曲へと変わった。
2024年6月にはオリジナルサウンドトラックも発売され、過去シリーズとはまた違う楽曲を楽しめるので、気になる人はチェックするとよいだろう。
*1:遥かなる青い空ではサン&ムーンシリーズまでの楽曲を使用したため、新規楽曲は無かったものの、クレジット欄に宮崎慎二さんの名が含まれていたので紹介